今年の夏は酷暑続きで、いまでも疲れを引きずっている人もいるかと思います。
疲れを年越しさせないように、今月の内に本来の調子に戻したいものです。
秋の味覚は、疲労回復や免疫力アップに効果のあるものが多いです。
手軽に栄養補給できるフルーツがお勧めです。
柿:熱を取り、のどを潤すほか、利尿作用など効能が多く、渋みの下であるタンニンには下痢を緩和する作用もあります。色素成分のベータクリプトキサンチンには発ガン抑制作用があり、豊富なビタミンCとともに免疫力をアップします。柿のヘタや葉は漢方の生薬の原料にもなっています。
りんご:水溶性植物繊維のペクチンを豊富に含み、胃腸の働きを整えたり、脂質代謝を改善する効果があると言われています。熱を冷ましてのどを潤す作用があり、古くから風邪の対処に用いられています。甘酸っぱい香りには、食欲不振の改善効果や、心的な不安感を和らげる効果も認められています。
みかん:冬の定番フルーツと言えばみかんです。漢方では皮を乾燥して焼いたものを陳皮という生薬に用います。柑橘類の皮には多くの成分が含まれアロマオイルなどにも活用されています。果汁に豊富なビタミンCやクエン酸により疲労回復や免疫力を高める効果が期待されます。また、柿と同様に発ガン抑制作用のあるベータクリプトキサンチンも含まれています。この成分は熱に強いのでジャムや缶詰からでも取ることができます。
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